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あれから3年
2006-08-10 Thu 21:15
3年前のある夏の日。
沖縄中がゆいレールの開通に沸き立っていた日。

サッカーを見ていた。


ひとつは自他共に沖縄一を認め、リーグの中では破格の運営費もって元Jリーガーや外国人選手を多く集めて戦ってきたあるホテルのチーム。


もうひとつは、そのチームを8ヶ月前に飛び出した選手を中心につくられたチーム。

沖縄県のサッカーリーグの一番下のリーグにいるチームで、まだ結成6ヶ月ちょっと。運営費も少なく、白いTシャツにチーム名と背番号を貼っただけの『ユニフォーム』を着ていた。
でも、そんな結成半年のチームは、すでに約1000人の観客の8割を引き付けていた。
特に子供たちが、スタンドの前方に身を乗り出すように応援していた。


そんな両者の試合だった。
今にも泣き出しそうな空の下、スタンドの中央で見ていた。
『白いユニフォーム』のチームを見るのは初めてだった。


激しかった。
激しすぎてケガ人が続出した。
こんな試合を見るのは初めてだった。


だんだん、白い『ユニフォーム』のチームがすべての思いを込めて、サッカー人生を掛けて戦っているのが、ピッチから競技場のトラックを越えて、伝わってきた。

ワンタッチ、ツータッチでつながる美しいパスワーク。
魅力的なサッカー。
そして、結成して間もないにも関わらずすでに多くの人に応援され、地域密着を強く意識する運営。



試合が進むにつれ、いつの間にかこのチームを応援している自分がいた。
このチームに声を出して応援する自分がいるのに気づいた。





このチームに惚れた。





あれから3年。
このチームは苦しみながらも着実に階段を上り、Jリーグに近づいている。

チーム結成後から変わらない、地域を強く意識した活動。
今季は成績が良くないにも関わらず、そしてスタジアムにもめぐまれていないにも関わらず、平均3000人近い観客を集める動員力。
増え続けるスポンサー。
そして何より、「沖縄」でサッカー人生を懸けて必死で戦う選手達。


そんな、このチームを愛してやまない自分がいる。
ふがいないプレーを繰り返し見せられ、ネット上で厳しいことを言いたくなってこらえきれずに言ってしまっても、「やっぱりこのチームが好きなんだ」と思う自分がいる。




あれからちょうど3年経った2006年8月10日。
改めて思う。

このチームと出会えて、本当に良かった。
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